後書き

 「ぼくと彼女」を読んでくださり、誠にありがとうございました!
 推理してくださった方も、感想を書いてくださった方も、本当に本当にありがとうございましたv
 可愛いというご意見が多い中、児童文学という恐れ多いお言葉まで頂いてしまったり(笑)
 困惑しつつも、とても嬉しく思っております。
 さて、後書きというのはあまり得意ではないのですが、昨年同様今年もやりたいと思います。

 今回の作品で頑張ったところは、
 ・年代性別問わず、たくさんの方に読んでもらえるような内容にすること。
 ・読後感がよく、読みきりにすること。
 ・説明不足と言われないようにすること。

 です。
 昨年はやはり、内容が内容だったので賛否両論。
 様々な意見を頂きましたので(笑)
 そこから設定を考えていったので、現代ものにすることは、割と早くから決定していました。
 ほのぼの家族ものや友情ものは書きづらいと踏んでいたので、軽めの恋愛ものにすることも早めに決まっていましたね〜。
 ただ、主人公たちの年齢が決められなかったんですよね(^^;)
 小学生、中学生、高校生。
 どれにするかは色々と悩みました。
 いーちゃんとやっくんの決め手になったのは、
「星がかわいそう」
 という言葉が閃いたからでした。
 何でも「かわいそう」という女の子という設定なら、やはり小学生がいいかな?
 と思ったんですよね。
 それで、こんな展開になりました。

 一人称なのは、偶然。
 何となく、書いているうちに一人称になってたんです。
 今まで一度も書いたことなかったんですが、これはすんなりと書けました。
 と言いますか、不思議と『この作品は一人称以外ありえない!』と思ったんですよね。
 日々直感のみで生きてる成果(?)が発揮されたようです(笑)
 
 ひらがなが多いのは、視点人物が小学生だからです。
 私は視点人物によって、漢字の含有量を変えてたりします。
 サイト内の作品で言えば、曹丕と甄氏の話はなるべく漢字に変換して話を書いています。
 逆に、「青空のメロディ」の五月視点のときはなるべく漢字をひらいて話を書いています。
 とは言っても、本当に直感で決めていることが多いので結構ばらばらだったり(汗)
 そのせいで推理に当たっては混乱を招いてしまったようで、すみません(へこへこ)
 なので、今回の作品はフェイクではありません。

 ただたんに、思いつたままに書いたまでです。(きっぱり)

 ちなみに、会話文を改行しなかったのはフェイクですw

 こんだけ偉そうなこと言っておいて、本当に申し訳ないんですが。
 実は小学生にあるまじき表現が、作中入っております。
 というか、ごまかし?(え)
 今からそれをつらつらと書いていきたいので、夢を見たい方は続きを読まないことをおススメします。


 あのですね、実はこの二人。
 年齢決まってないんですよ(爆)
 小学生なのは決まってるんですが、何年生なのか決まってないんです。
 本当は4年生にしようと思ったんですが、4年生の割には大人びた「やっくん」。
 それに話し方が全然違います。
 近所に小学生のお子さんがいる方や、お子さんをお持ちの方には分かるかと思いますが、小4てこんな風に喋るの珍しいと思うんですよ。
 例えば
「あのねー、今日ねー、○○君がねー、鉄棒から落ちちゃったんだよー」
 っていうのがデフォルトだと思うんです。
 忘れがちかもしれませんが、実はこういう話し方をする子が多いと思います。
 
 それから、4年生くらいになると、あまり男女で帰らないと思うんです。
 せいぜい1・2年生くらいまでかな?
「女と一緒になんか帰れるかよ!」
 とか何とか言うのが一般的。
 私の妹も例外にもれず、幼なじみの男の子とは一緒に帰ってきませんでしたね〜。
 むしろ、それまで名前で呼んでたのに、苗字で呼んだりしてましたし(笑)
 1・2年生にすることも考えたんですが、それだと「やっくん」が大人すぎてしまい、背伸びでは片付けられなくなる。
 しかも、漢字含有量が1パーセントぐらいになってしまうので、やめました。
 読みにくいってもんじゃないですからねw
 そんなこともあってか、6年生にする訳にもいかず、1・2年生にする訳にもいかず。
 結局小学生という描写にとどめた訳です。
 
 そう。
 つまり、穴だらけなんです(笑)
 『沸騰』って漢字で書いちゃってたりorz
 何と言いますか、すみません嘘っぱちで。
 小学生らしいと言っていただけて、嬉しかったですv
 たくさん褒めていただけて、しかも気に入って頂けて嬉しかったですv
 が、しかし。
 こんだけ穴開いてて、本当にすみませんーーー!!!!
 
 余談ですが、実は一度でいいから児童文学や童話を書いてみたいと思っていました。
 今回思わぬ形でそれが叶い、とっても幸せな気分ですv
 最後になりましたが、この機会を設けてくださった青野優子さま。
 そして、皆々様。
 本当に本当にありがとうございました!

 紅和花