名/絲 蒼鷹
性別/男 年齢(初出時)/8歳
身長/172cm(成長後) 体重/細身
髪/樫の木色 瞳/茶色がかった緑
性格/
温厚といえば聞こえが良い
大人しく覇気が足りない
欠落した感情のため、涙を流すことができない
趣味/散歩・漢詩づくり
好きなもの/姫・甘い菓子(成人以後は甘口な果実酒)・白檀の香りがする墨
嫌いなもの/シュウエイの説教・苦いもの
武器/刃渡り100センチほどの宝剣
(成長に合わせて長さを変えている)
※すぐに抜刀できないように柄と鞘を朱色の絹の飾り紐でぐるぐる巻きにしている
備考/
この話の主人公

鳥陵に降る前は、シ・レンリュー(絲・蓮緑)と呼ばれていたが、仕官するためにホウスウから、蒼鷹の名を与えられる

善悪の区別はつくが、良心が欠落しているために何故、悪いことをしてはいけないのか理解できない

一対多数の混戦を乗り越えられるように鳥陵に降る前に徹底的に暗殺術を仕込まれている
武器がなくてもある程度の局面を乗り越えられる

八歳の儀式で、初めて人を殺す
(腕前を見るだけなので、この儀式は傷つければ充分)
例外があるとしたら緑の名前を持つ子どもと、ユ・シデンだけ
※色墓の習慣

副官にモウキンを付けられてから、丁寧な物腰で、穏やかに、それでいて少々我が儘をいうような幼子のような振る舞いを覚える
周囲も、演技なのか、コミュニケーションの一つなのかわからない

南城の城主になってから(大司馬になってから顕著)、嫌がらせにシュウエイに家令役を押しつけたり、無理難題を吹っかけて楽しんだりする

心からの感情をさらすのはホウチョウのみ

字は「白厳(はくげん)」。小字は「シャオ」

皇帝であるホウスウと同じ筆跡で文章を書くことができる

広大な穀倉地帯を一度も焼け野原にされずに保っていた色墓の絲一族の総領
(成人以後は、私有財産かなりあり、色墓へ帰れば当主としての財産もある)

大司馬でありながら、鶯鏡州州侯でもあるので、俸給だけでも湯水のように使えるが、これといってお金のかかる趣味を持ち合わせていない

一番近い親族は従弟のシデン
生みの母親がいるが、ソウヨウを産んですぐに父と離縁したので、理想の母親像は太白(一番上の伯父)であるトウホワンの正妻である翠玉


名/飛 鳳蝶
性別/女 年齢(初出時)/10歳
身長/152cm(成長後) 体重/細身
髪/赤茶色 瞳/赤瑪瑙色
性格/
明るく元気、天真爛漫
使えるものは何でも使うお得な性格
おてんばで無邪気
裏表がないせいか無神経な面もあるが憎めない
涙もろい

陰にこもることは少なく、物に八つ当たりしたのは過去に二度だけ

ソウヨウと一度別離してからの特徴として、エイハン特有の神経質な面が過分に出て、慣れない相手(環境)がいると、発熱や頭痛や睡眠不足を訴える
趣味/剣舞・刺繍・棋(囲碁)
好きなもの/メイワ
嫌いなもの/ブサイクな人間
武器/舞用に細身の剣
備考/
この話のヒロイン

胡蝶の君の他に、花薔薇・十六夜・破邪の姫君の異名を持つ

小字は「ファン」
作中で呼ぶのはカイ・ゲッカのみ

成人以後は兄から領地をもらい、さらに公主になってからは領地をもらっているので、そこからの税金で暮らしているが、領地運営に口出すことは稀

幼少時にソウヨウから贈られた翡翠のシンプルな耳墜(ピアス)を大切にしている

一度覚えてしまったことを修正するのが難しく、その度にメイワから注意を受けるものの、実を結ぶことは少ない

飛一族の末子に生まれたせいか、兄と歳が離れてしまったせいか、教えたがり屋
本質的にはいじめっ子

母方の血筋を色濃く受け継いでいるために、しばし予知夢を見る
食が細く、偏食気味

意外にも兄であるホウスウの身を心配している
ただし口論になることが多いので、それを知る者は少ない

作中、棋(囲碁)の腕前はトップクラス
早打ちで相手のペースを崩す
露禽からも余裕で勝つ
ただし、メイワ相手だとまったりと打たれるせいか調子を崩して勝てなくなる

それよりもメイワと一緒に刺繍をする方が楽しい


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